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食文化の危機? 日野雄策
最近、食べ物についての基準や法律に対して、どうも納得のいかないことが多々あります。たとえば、きとうむらの通販でもご紹介している「半田そうめん」ですが、農林水産省の基準の「そうめん」よりも麺が太いために、「ひやむぎ」と呼ぶようにとの指導があったそうです。江戸時代から代々受け継がれた呼び名を変えろとのお役所のお達しに、地元は猛反発。裁判ざたになる手前まで論争が高まりましたが、商工会を中心とした地元の反対運動の甲斐あって、なんとか「半田そうめん」の名前はなくなりませんでした。
しかし、この件だけではありません。無添加のおいしいマヨネーズとして人気のある「松田のマヨネーズ」が、その原料に甘味料として、砂糖のかわりにハチミツを使っているということで、農林水産省は「マヨネーズ」と呼んではならないと指導してきたそうです。どう見ても食べても「マヨネーズ」なのに、結局この件は「マヨネーズ風ドレッシング」という意味不明の商品にさせられました。
また、知り合いの干物屋さんの話ですが、昔ながらの天日干しの干物に対して、雑菌が繁殖するおそれがあるからと、製品を消毒するよう保健所の「指導」があったそうです。その干物屋さんは、そんなことしたら天日干しの風味がなくなると、指導を拒絶しましたが認められず、天日干しをやめたそうです。さらには、小さな商店街のおいしくて人気の手作り団子屋さんに対して、手作りでは不衛生だから機械化しなさいと保健所の「指導」があり、団子屋さんはそんな資本もないため、結局、商売をやめるはめになったという話しを、つい最近聞きました。
いったいお役所の「指導」とは、何なのでしょう? 型にはめ込み、機械化し、殺菌し、工業化され、腐らない食べ物なら、安心なのでしょうか? 大手メーカーの不祥事が発端で、厳しくなる食品の衛生管理と表示義務。しかし、伝統や味覚や、手作りのぬくもりまで否定する「基準」とは、いったい誰のため? 結局、責任逃れのお役所仕事? しかし、こんな規制をすることは、結局、食文化を壊すことになるのではないでしょうか。
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| 私たちの会社は、高知県との県境に位置する山深い旧木頭村の地にあります。近隣5町村との合併で、人口1万2千人の那賀町の一地方となったのは、つい先日の事です。木頭村は、全国の支援者とともに「巨大ダム開発をストップさせた村」として知られます。私たちは、地域の自然を守りながら、コミュニティに元気が戻るよう、これからも変わらず地域の自然や柚子などの自然の産物にこだわり、全国の皆さんにお届けしていきます |
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〒771-6402 徳島県那賀郡那賀町木頭出原字ヨコマチ23-2 きとうむらトゥデイ編集委員会 編集責任者 栗原広之 エ0884-68-2212 Fax.68-2277 皆さまからの情報、記事を募集しています。 |
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合併でもブランド名残す
徳島の隠れたそうめんの産地、半田町。きとうむら通信では、本田さんの半田そうめんでおなじみですね。太いそうめんとして、個性を際立たせていますが、現在は貞光町、一宇村との合併により「つるぎ町」となっています。合併により半田の町名がなくなれば、「半田そうめん」というブランドの価値が低下する、差別化しにくくなるなどとして、「手延べそうめん産地協議会」がその存続を訴えておりました。
結果、合併後の町名は「つるぎ町半田」となり、半田の文字が残る事に決まったようです。「つるぎ町」は貞光、一宇も町名に残るかたちとなりました。
一方我が「那賀町」は、5町村のうち木頭だけが町名に名を残しました。天気予報でも「木頭」と出ます。木頭杉、木頭ゆずなどのブランドが確立しておりブランド価値が一面では守られました。
但しきとうむらは、木頭ブランドの価値や質を高める責任を負っており、それはまた私たちの活動の原動力ともなっております。
ギフトが届いたかどうかの確認
お客様からのご指摘があり、検討してまいりました。ギフト商品はご依頼主さまとお届け先さまが違うため、商品がきちんと届いているかがとても気になるところです。
きとうむらの通信販売では、お届け先へ「ご依頼主様のお名前、ご住所、お電話番号」をお知らせし、届いた旨の連絡をお願いする文書をお荷物と一緒に同封してきました。これにより、商品を受け取った方が、誰からの贈り物なのかがはっきりと分かるようになっております。
但し受け取った方が、送り主さまへ「届きました」という連絡を入れて頂かない限り、贈った方には分かりません。
そこで、同封する文書のなかに、「お願い」として、必ず連絡を入れて下さるよう強調する文を加えました。
また、ご希望により、送り状の控え(受領印のあるもの)を運送会社より取り寄せることも可能です。
4月1日より施行された「個人情報保護法」にのっとって、きとうむらでは、ギフトの場合に同封する案内について、お受け取りになる方への個人情報の提供も、ご依頼主さまの許可を得る事になります。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
美那川キャンプ村開村式が延期
前号でもお知らせしました、山腹崩落のニュースですが、この影響が木頭の観光産業にも影響しております。
2月下旬の木頭西宇白瀬における山腹崩落によって、福寿草の見所へのアクセスが絶たれましたが、毎年4月1日に開村する美那川キャンプ村も4月の開村を断念。現段階では、7月1日開村という情報が入っています。
美那川キャンプ村は、木頭の人も利用するほどの人気のスポットです。バンガローもロッジ(台所、風呂付き)も完備され、岩風呂はちょっと熱めですが、川の水で冷えた身体をじっくりと暖めてくれます。なんといっても、美那川の美しさ、水がほんとうにきれいです。こんな川で遊んでしまったら、よそには行けません。
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工場長、洋子さんの 「山にも桜が咲いてます」
三月一日に五か町村が合併して、那賀町となり早一ヶ月。四月に入って、桜の花もあちこちで咲いて、朝晩の寒さも遠のき、寒かった一月、二月の事を忘れかけています。
製造部はすごく忙しかった時期を乗り越えて、今はくっきー、それとこれからの時季に備えてシャーベットの製造が始まっています。それと新しく柚子のフルーツソース(豆乳ムース用)作りが加わっています。
従来あるぶどう、山桃の他に、柚子のトッピングソースを完成させることはずいぶん前からの課題でした。
柚子はこの那賀奥(木頭地方)ではなくてはならないものです。手搾りの柚子酢(果汁)をたっぷり使ったフルーツソースです。まだ社長からはOKをもらってませんが、今回は少し自信があります。なんでもそうですが、なかなか一つの商品が出来るまでには時間と労力がいります。何回も何十回もやり直し、やり直しでやっと出来たのかなぁー、と思ってみても、商品にはならなかったり、と。
でも、その反面、「これ!いいんじゃない!」となった時の嬉しさはこれまた「ヤッター!」と踊り出したくなる位です。皆でニンマリ、です。早くそうなるように頑張りたいと思います。
それとしばらく休んでいました自社製手作りパンを近々再開しようとしています。直売所「山のコンビニ」で売り出しましたら、その時はまた宜しくお願いいたします。
モンゴルのバターさんも元気で頑張っています。仕事にもすっかり慣れて、大きな戦力になってきています。
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きとうむら報告書 ●柚子皮の堆肥化
2002年より、自社で製造工程中に排出される柚子皮ざんさは(もちろん価値の高い皮はマーマレードなどにたっぷりと利用しております)、管理畑の肥料として循環させることに成功しております。現在微生物の働きで、湯気がでるほど温度が上がり、2005年も順調に堆肥になってきています。
今年は黒蜜やおがくず等の他に、炭も入れています。一昨年は柚子が不作で、ほとんど堆肥にするための柚子皮がでませんでしたが、昨秋は沢山の収穫があり、肥料も4倍以上になりそうです。管理畑の柚子は剪定や施肥などで忙しく、秋の収穫へ向けて「下ごしらえ」といった感じです。
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