水と暮らしのエコツアー in 木頭北川

                      おららの炭小屋

  8月5,6日、「那賀川の水質調査&木頭の暮らしを学ぶエコツアー(おららの炭小屋主催)」に、全国で唯一環境学科を設置している四万十高校(高知県四万十町)と、徳島大学から学生さんたち13人が参加しました。ツアーでは、まず炒った大豆や大麦を石臼で挽いたり稗の雑炊やアメゴの石焼など、「おららの炭小屋」のメンバーが子どもの頃食べていた食・スローフードを作って食べてみる体験をしました。力も手間も要る作業でしたが、挽きたてのきな粉、はったいこの香ばしくておいしいこと!炭小屋のじぃたちの子どもの頃の話を聞きながら、アメゴの石焼もあっという間になくなりました。 前々日の台風のためあいにく本流は濁っていましたが、那賀川支流の船谷川(木頭北川)で水中生物の調査も行いました。この調査は、四万十高校が四万十川で行っている調査で、俗に言う川虫(トビゲラやカゲロウの幼生)を捕ってその種類を調べるものです。石をめくっては石に付いている川虫を取る調査には、地元の子ども達も参加。大人も子どもも夢中になりました。台風の後でしたが15種類の川虫が見つかり、また試薬をつかったパックテストでもかなりの清流度だということ。今後も継続的に調べていこうということになりました。ただ本当の清流にしか棲まないという「アミカ」という虫は残念ながら見つけられず。四万十川でもまだ見つかってないとのこと、幻の川虫のようです。

全国で唯一、高校で環境学科を設置している四万十高校。環境についてはかなり鍛えられております。全国から受験可能です。

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